Koji Nakasatoの紹介
日本とニューヨークを舞台に、都市に残された人の痕跡を撮り続けている。
作品のテーマは「寂寞」「痕跡」「遺す」。
人が去った後の風景。
誰かがいたことを示す光景。
日常の中で見過ごされてしまう小さな出来事。
それらをスナップショットによって記録している。
写真に写るのは特別な出来事ではない。
むしろ、消えてしまう運命にある瞬間である。
都市は絶えず変化し、人は通り過ぎ、風景は失われていく。
だからこそ私は、そこに残された微かな気配や視点の痕跡を写真として遺そうとしている。
私にとって写真とは、世界を説明するためのものではない。
消えゆく存在の証を留めるための行為である。

